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『君の歌は僕の歌―Girl’s guard』桜庭一樹の感想

『君の歌は僕の歌―Girl’s guard』 桜庭一樹著/ファミ通文庫 【内容】 著:桜庭一樹 イラスト:ヤスダスズヒト が贈る痛快ラブ&ガールズアクションストーリー。ガールズ専門のなんでも屋"Girl's Guard"をなり...
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『1973年のピンボール』村上春樹の感想

『1973年のピンボール』 村上春樹著/講談社文庫 【内容】 さようなら、3フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との〈僕〉の日々。女の温くもりに沈む〈鼠〉の渇き。やがて来る1つの季節の終わり――『...
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『ガールズ・ブルーⅡ』あさのあつこの感想

『ガールズ・ブルーⅡ』 あさのあつこ著/ポプラ文庫 【内容】 高校三年になった理穂、美咲、如月。高校生活最後の夏、心を決めきれずにいる理穂たちをよそに、周囲は着々と進路を定めていく。恋や進路やそれぞれの事情、目の前にある問いか...
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『空色ヒッチハイカー』橋本紡の感想

『空色ヒッチハイカー』 橋本紡著/新潮社 ・内容 あれほど憧れ続けた兄貴の背中を追いかけて、18歳の夏休み、僕は何もかも放りだして街を出た。兄貴の残した年代物のキャデラックに免許証。抜けるような夏空。ミニスカートにタンクトップ...
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『リンさんの小さな子』フィリップ・クローデルの感想

『リンさんの小さな子』 フィリップ・クローデル著/みすず書房 ・内容 戦禍の故国を遠く離れて、異国の港町に難民としてたどり着いた老人リンさんは、鞄一つをもち、生後まもない赤ん坊を抱いていた。まったく言葉の通じないこの町の公園で...
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『キッチン』よしもとばななの感想

『キッチン』 よしもとばなな著/新潮文庫 ・内容 唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていく...
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『蝶々の纏足』山田詠美の感想

蝶々の纏足』 山田詠美著/新潮文庫 感想 十六にして、私、人生を知り尽くした。そんな筈、ないけど、とにかくそう思いこんだ。 この小説、そんな文で始まります。 主人公の瞳美(私)は、五歳のときに引っ越します。そこで、...
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『博士の愛した数式』小川洋子の感想

『博士の愛した数式』 小川洋子著/新潮文庫 【内容】 1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本...
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『流れ星が消えないうちに』橋本紡の感想

『流れ星が消えないうちに』 橋本紡著/新潮社 ・内容 高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあっ...
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『一瞬の風になれ』佐藤多佳子の感想

『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子著/講談社 【内容】 あさのあつこの『バッテリー』、森絵都の『DIVE!』と並び称される、極上の青春スポーツ小説。 主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短...
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『サマータイム』佐藤多佳子の感想

『サマータイム』 佐藤多佳子著/新潮文庫 【内容】 佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた...
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『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』西尾維新の感想

『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』 西尾維新著/講談社ノベルス ・内容 鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日...
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『慟哭』貫井徳郎の感想

『慟哭』 貫井徳郎著/創元推理文庫 ・内容 連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい...
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『69 sixtynine』村上龍の感想

『69 sixtynine』 村上龍著/集英社文庫 ・内容 流されて生きるのはまっぴらだ!全共闘、ビートルズ。これらの言葉が、まだ想い出ではなかった'69年、佐世保。17歳の僕は世間に反抗し、刺激的な青春を駆け抜けていた。(解...
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『初恋』ツルゲーネフの感想

『初恋』 ツルゲーネフ著/新潮文庫 ・内容 年上の令嬢ジナイーダに生れて初めての恋をした16歳のウラジミール深い憂愁を漂わせて語られる、青春時代の甘美な恋の追憶。 ・感想 初恋というのはとりわけ特別なものとして、...
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『少女には向かない職業』桜庭一樹の感想

『少女には向かない職業』 桜庭一樹著/創元推理文庫 【内容】 島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う―強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。力がほしい。でも、どうしたらいいのかな。これは、ふたりの少女の凄絶な“闘い”の記...
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『友情』武者小路実篤の感想

『友情』 武者小路実篤著/新潮文庫 ・内容 主人公野島とその親友大宮の友情と恋愛-青春時代のあらゆる魂の問題がこの2つのテーマをめぐって展開されるこの作品は,武者小路実篤(1885-1976)の数多い作品の中でも,とりわけ多く...
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『雪沼とその周辺』堀江敏幸の感想

『雪沼とその周辺』 堀江敏幸著/新潮文庫 ・内容 その山あいの静かな町、雪沼で、ボウリング場、フランス料理屋、レコード店、製函工場、書道教室などを営む人びと。日々の仕事と真摯に向きあい、暮らしを紡いでゆくさま、その人生の語られ...
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『サマースクールデイズ』深沢美潮の感想

『サマースクールデイズ』 深沢美潮/ピュアフル文庫    ・内容 引っこみ思案でなかなか言いたいことを言えない千里は、入ったばかりの高校も休みがち。そんな彼女も、母親にすすめられ通うことになったサマースクールで、爽やかなハーフ...
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『しにがみのバラッド。』ハセガワケイスケの感想

『しにがみのバラッド。』 ハセガワケイスケ著/電撃文庫 ・内容 目を覚ますと、少女は死神でした。その少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、ま...