・形式
小説、長篇
・あらすじ
施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠している―。どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、自分の中の混沌が描き出される。芥川賞作家が重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。
・収録話数
全15章
・初出
すばる、2008年11月号
・刊行情報
何もかも憂鬱な夜に(集英社)
2009年3月
何もかも憂鬱な夜に(集英社文庫)
2012年2月25日
・読了日
2017年6月14日
・読了媒体
何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)
第8刷
・感想メモ
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