2008-10

小説

『空色ヒッチハイカー』橋本紡の感想

『空色ヒッチハイカー』 橋本紡著/新潮社 ・内容 あれほど憧れ続けた兄貴の背中を追いかけて、18歳の夏休み、僕は何もかも放りだして街を出た。兄貴の残した年代物のキャデラックに免許証。抜けるような夏空。ミニスカートにタンクトップ...
小説

『リンさんの小さな子』フィリップ・クローデルの感想

『リンさんの小さな子』 フィリップ・クローデル著/みすず書房 ・内容 戦禍の故国を遠く離れて、異国の港町に難民としてたどり着いた老人リンさんは、鞄一つをもち、生後まもない赤ん坊を抱いていた。まったく言葉の通じないこの町の公園で...
小説

『キッチン』よしもとばななの感想

『キッチン』 よしもとばなな著/新潮文庫 ・内容 唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていく...