2008-02

小説

『天使の卵ーエンジェルス・エッグ』村山由佳の感想

『天使の卵ーエンジェルス・エッグ』 村山由佳/集英社文庫 感想 愛する人を失う悲しみと、愛する人から愛されない悲しみはどちらが悲しいのか。 浪人生である歩太は19歳。高校時代の同級生である斎藤夏姫と付き合っているのだが、...
小説

『TUGUMI』吉本ばななの感想

『TUGUMI』 よしもとばなな著/中央公論社 ・内容 病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った。少女から大人へ...
小説

『となり町戦争』三崎亜記の感想

『となり町戦争』 三崎亜記著/集英社 ・内容 天才現わる!? 見えない戦争を描いた衝撃作。 ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。だが変わらぬ日常に、僕は戦時下の実感が持てないまま。それでも“見えない”戦争は着実に進んでい...
小説

『カラフル』森絵都の感想

『カラフル』 森絵都/文春文庫 感想 私は森絵都の著作を読んだのは、『DIVE!!』、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』、『つきのふね』、『宇宙のみなしご』、に続き、五作品目だが思春期特有の心理描写に長けている作家だと改め...
小説

『走れ、セナ!』香坂直の感想

『走れ、セナ!』 香坂直著/講談社 【内容】 第45回 講談社児童文学新人賞佳作受賞 大型新人作家が放つ、とってもハートフルな青春アスリート小説! 秋の陸上競技会の100メートル走でリベンジを誓う小学5年生の女の子セナ。だけど...
小説

『リアル鬼ごっこ』山田悠介の感想

『リアル鬼ごっこ』 山田悠介著/幻冬舎文庫 ・内容 (佐藤〉姓を皆殺しにせよ!西暦3000年、国王は7日間にわたる大量虐殺を決行。佐藤翼は妹を救うため、死の競走路を疾走する。若い世代を熱狂させた大ベストセラーの〈改訂版〉。 ...
ノンフィクション

『中田英寿 鼓動』小松成美の感想

『中田英寿 鼓動』 小松成美著/幻冬舎 【内容】 フランスW杯、マスコミとの軋轢、セリエA進出__沈黙を通していた中田英寿選手本人を始め、のべ二百人以上の関係者への緻密な取材の果てに見えてきた、中田が追い求めていた真実とは。 ...
小説

『半分の月がのぼる空』橋本紡の感想

『半分の月がのぼる空』 橋本紡/電撃文庫 ・内容 いきなり入院した。僕にとってはちょっと早い冬休みみたいなもんだ。病院には同い年の里香って子がいた。彼女はわがままだった。まるで王女さまのようだった。でも、そんな里香のわがままは...
小説

『ガール』奥田英朗の感想

『ガール』 奥田英朗著/講談社 【内容】 30代。OL。文句ある? さ、いっちょ真面目に働きますか。 キュートで強い、肚(はら)の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。 <こんなお心あたりのある方に、よく効き...
小説

『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎の感想

『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎著/新潮社 【内容】 あの作品に登場した脇役達の日常は? 人気の高い「あの人」が、今度は主役に! デビュー第1短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワ...
小説

『町長選挙』奥田英朗の感想

『町長選挙』 奥田英朗著/文藝春秋 【内容】 伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。 離島に赴任し...
ノンフィクション

『Uー22』元川悦子の感想

『Uー22 フィリップ・トルシエとプラチナエイジの419日』 元川悦子著/小学館 ・内容 本書は1998年9月21日、フィリップ・トルシエの日本代表監督就任の日から、99年11月13日、五輪2次予選でシドニーへの切符を手に入れ...
小説

『変身』フランツ・カフカのネタバレ有感想

『変身』 フランツ・カフカ著 ・内容 カフカの数多くの風変わりな作品の中でも、わけても奇妙なもののひとつ。とりわけ奇妙なのは、主人公が自分の突然の変身を、いささかも不思議に思わないことだ。なぜ虫に変身したのか、作者は何ひとつ説...
小説

『キッドナップ・ツアー』角田光代の感想

『キッドナップ・ツアー』 角田光代著/新潮文庫 【内容】 私はおとうさんにユウカイ(キッドナップ)された! 私の夏休みはどうなっちゃうの!? 五年生の夏休みの第一日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は二か月前から...
ノンフィクション

『決戦前夜 Road to FRANCE』金子達仁の感想

『決戦前夜 Road to FRANCE』 金子達仁著/新潮文庫 【内容】 1997年フランスW杯アジア地区最終予選。序盤戦の危機を乗り越え、日本代表チームは、ジョホールバルでイランとの最終戦に臨む。監督更迭・選手間の世代ギャ...
小説

『プリズムの夏』関口尚の感想

『プリズムの夏』 関口尚著/集英社文庫 【内容】 僕は、彼女を救えるだろうか。高三の「ぼく」は映画館で働く松下さんに恋をしていた。だが、彼女はうつ病日記をネットで書く「アンアン」ではないかと思い始め・・・。真直ぐな思いを鮮烈に...
小説

『蛇にピアス』金原ひとみの感想

『蛇にピアス』 金原ひとみ著/集英社 【内容】 ピアッシングや刺青などの身体改造を題材に、現代の若者の心に潜む不気味な影と深い悲しみを、大胆な筆致で捉えた問題作である。埋め込んだピアスのサイズを大きくしていきながら、徐々に舌を...
小説

『MISSING』本多孝好の感想

『MISSING』 本多孝好著/双葉文庫 ・内容 「このミステリーがすごい!2000年版」第10位!第16回小説推理新人賞受賞作「眠りの海」を含む処女短編集。 繊細な視線で描かれた物語が、心の奥底に潜むミステリアスな風...
小説

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦の感想

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦著/角川書店 ・内容 鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー! 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた...
小説

『ぼくは勉強ができない』山田詠美の感想

『ぼくは勉強ができない』 山田詠美著/新潮文庫 ・内容 ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。...