本の情報ブログ 火の秋のモノガタリ

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ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 /武田一義

・形式

漫画、長編、戦争、太平洋戦争、日本軍

 

 

・あらすじ

米軍上陸から3日。西浜の死闘を生き延びた田丸は、仲間と共に洞窟に身を潜めていた。昭和19年9月、酷暑のペリリュー島。昼夜を問わず迫る米軍の掃討部隊、そして経験したことのない強烈な喉の「渇き」が彼らを襲う。水を得るにも命懸け。そんな戦場の現実に慣れていく自分に戸惑いを覚える田丸。戦うために生きているのか、生きるために死なねばならないのか。「戦争」が「日常」にあった時代、若者が見た"真実"の記録。

 

 

・収録話数

第8話 遭遇

第9話 合流と漂流

第10話 命の水

第11話 捨て石たち

第12話 守るものたち

第13話 空

第14話 持久に徹す

第15話 開戦36日目

 

 

・初出

ヤングアニマル、2016年13号~18号、20号~21号

 

 

・刊行情報

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2(ヤングアニマルコミックス)

2017年2月5日

 

 

・原作者

原案協力 平塚柾緒(太平洋戦争研究会)

 

 

・読了日

2018年8月16日

 

 

・読了媒体

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2(ヤングアニマルコミックス)

第1刷

 

 

・感想メモ

 

日本軍守備隊の強烈な抵抗の前に米軍の第一波は一時撤退を余儀なくされた。調べてみると、第一波でおおよその守備陣形を把握した米軍第二波は日本軍陣地を迂回するように上陸したらしく、本来真っ先に死ぬはずだった西浜最前線の部隊は、大きな犠牲を払いつつも一部は退却に成功したらしい。主人公田丸らが生き残ったのはこのあたりの事情もあるのだろうか。(正確に言うのなら、主人公田丸らを西浜に配置したのはになるか)

 

 

2巻はその後開戦から一ヶ月ほどが描かれる。戦闘は継続しているが困難なのは米軍との銃撃戦ではなく、食糧と水の確保。もはや米軍を打破するためか、島を防衛するためか、物資を確保するためか、なんのために戦っているのかわからない。

 

 

戦死者、負傷者も多く残酷なシーンが続くが、その中で島田少尉のような冷静で情に厚い上官がいることは救いだ。(2018.08.16)