本の情報ブログ 火の秋のモノガタリ

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屋根裏の長い髪 /伊藤潤二

・形式

漫画、短編集、ホラー、恐怖

 


・あらすじ

「富江」

クラスメートの川上富江がバラバラ死体になって発見された。教室で担任の高木が事件の話を説明していると、死んだはずの富江が入ってきた。「と…富江!」動揺を隠せない高木や生徒たち。実は皆が動揺するのは、驚きのある理由が隠されていた……。ホラー漫画界の鬼才・伊藤潤二が誕生した記念すべきデビュー作であり、代表作の第1話!

 

「富江PART2=富田病院編」

教師の高木が療養所から逃げ出した。高木は女子高生バラバラ殺人事件で死んだはずの生徒・富江の幽霊を見て、精神がおかしくなっていた。一方、森田病院では腎臓を患う雪子をボーイフレンドの正が見舞っていた。2日後、麗子という高慢だが、美しい女が正と別れるように迫る。麗子は富江とうりふたつの顔をしていて……!?

 

「顔泥棒」

転校してきた由美のクラスには、血は繋がらないがまったく同じ顔の少女がいた。聞けば亀井という少女は、気に入った人のそばにいると顔が変化してそっくりになるという特異体質を持っているという。そして亀井は由美へつきまといはじめ……。美と怪物性の同居という伊藤潤二永遠のテーマがモチーフとなった初期の代表作。

 

「バイオハウス」

社長秘書の久保田はトカゲの唐揚げなど悪食が趣味。実は社長も同じ趣味を持っているが、それは常軌を逸したレベルだった。屋敷に招待された久保田が見たものとは!? 「富江」で衝撃的なデビューを飾った伊藤潤二が、初めてプロという立場で描いた受賞後第一作!

 

「睡魔の部屋」

夢の中のもうひとりの自分が現実世界に出てくるのを防ぐため、丸3日も眠っていない雄二。心配した恋人マリが眠る雄二を見張っていると、口の中から雄二の身体が裏返ろうとしていた……。ありえない奇想を驚異的な画力で漫画化するという伊藤潤二作品の魅力が堪能できる一作。

 

「悪魔の理論」

告白が成功したと喜んでいた和美が1時間後、校舎の屋上から飛び降り自殺をした。デートの様子を盗み聞きしようとこっそり録音していた岡森が、謎の1時間に何があったのか録音を確かめてみると、そこに録音されていたのは……!? 
注)10ページの短編コミックです。

 

「屋根裏の長い髪」

ふられた恋人に言われるまま伸ばしていた長い髪を切ってしまおうと、妹にハサミを頼んだチエミ。しかし妹が部屋を空けた数秒の間に、チエミの首は何者かに切り取られ持ち去られてしまったようだ。一方、チエミをふった元カレの家には不審な電話がかかる。電話口からは「ギッギッギッ」「キュッ」の音だけが。チエミの歯ぎしりの音のようで……!?

 


・収録話数

富江

富江PART2=富田病院編

顔泥棒

バイオハウス

睡魔の部屋

悪魔の論理*1

屋根裏の長い髪

 

 

・初出

富江           月刊ハロウィン、1987年2月号

富江PART2=富田病院編  月刊ハロウィン、1988年8月号

顔泥棒          月刊ハロウィン、1987年12月号

バイオハウス       ハロウィンナイト2、1987年初夏増刊号

睡魔の部屋        月刊ハロウィン、1988年5月号

悪魔の理論        ハロウィン増刊「殺人事件」、1988年初夏号

屋根裏の長い髪      月刊ハロウィン、1988年11月号

 


・刊行情報

屋根裏の長い髪(ハロウィン少女コミック館)

1990年1月20日

 

 

・受賞歴、ランキング

第1回楳図賞佳作入選(「富江」)

 


・読了日

 


・読了媒体

屋根裏の長い髪(ハロウィン少女コミック館)

2版

 


・感想メモ

()

*1:原文ママ。「悪魔の理論」の誤表記