・形式


小説、長篇


 



・あらすじ


少年の素直さに驚くエンターテインメントの傑作!


 


六千万年以上も昔に絶滅したはずのプレシオザウルスの子を発見した洋助。奇跡の恐竜クーと少年とのきらめく至福の日々がはじまったが……。直木賞にかがやく、感動の冒険ファンタジー。



小畑洋介、12歳。海洋生物学者の父、徹郎とフィジー諸島のパゴパゴ島に移り住んで3年になる。洋助はある朝、通学の途中、珊瑚礁の潮だまりにひとつの生命を発見した。“奇跡”との出会いだった。それは6000万年以上も昔に死に絶えたはずのプレシオザウルスの生まれたばかりの姿だったのである。しなやかな肢体と愛らしい黒い瞳を持ったその奇跡の生命は、洋助を見つめ、「COO」と歓喜の産声をあげた。こうして少年と幼い恐竜クーとのきらめく至福の日々がはじまった。だが平和は長くは続かなかった。第99回直木賞にかがやく、感動の冒険ファンタジー。


 



・収録話数


 



・初出


野性時代、1987年6月号~1988年2月号


 



・刊行情報


遠い海から来たCOO(角川書店)


1988年3月


 


遠い海から来たCOO(角川文庫)


1992年


 



・受賞歴、ランキング


第99回直木三十五賞(オール讀物、1988年10月号)


 


黒岩重吾×


「私がこの小説に否定的だったのは小説が二つに割れ、後半が前半とは異質で崩れているからである。」



陳舜臣〇 


「なによりもおもしろく読めるのがこの作品の強みである。」



村上元三◎ 


「こういう奇想天外ともいうべき作品が、直木賞候補に選ばれたのを、大いに歓迎したい。」



田辺聖子◎


「一級の娯楽作品であると共に、文学的にすぐれたもの、という感じを、私は受けた。現代のメルヘンではあるが、構成も調査もよくゆきとどき、読者を眩惑させるたくましさをもつ。」



藤沢周平〇 
「万全の本命作品とは言えなかったが、才能という点では際立っていた。」



山口瞳◎  


「近来になくワクワクして読んだが、これは大変な才能だと思う。強硬な反対意見があったが、私は景山民夫さんの才能に賭けてみる側に立った。」



五木寛之◎  


「強く推した。この作品に対して、賛否がまっぷたつに分かれたところに、新作家登場のエネルギーを感じたからだ。」


 


平岩弓枝×


「メルヘンであれ、冒険であれ、小説は人間を描くことだと私は思っているので、この作品を推す気持にはなれなかった。」



井上ひさし◎  


「くり返しになるが、私は景山氏の、のびのびとした素質のよさに、ほんとうに感心してしまった。」



渡辺淳一×


「景山民夫氏の才能を、わたしは否定する気はない。それどころか、大変な才気だと思うが、レポーターかプロデューサーの才で、小説家の才能とは少し違うようである。」


 


 


・読了日


 



・読了媒体


遠い海から来たCOO(角川書店)


 



・感想メモ


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