・形式


小説


 



・あらすじ


阿蘇山に登る、2人の青年、圭さんと碌さんの2人の会話体で終始する小説である。語られるのはビールや半熟卵を知らない宿の女とのやり取りや、道すがらの鍛冶屋の様子などの瑣末な話題の中に、チャールズ・ディケンズの『二都物語』などに唐突に言及しながら、華族や金持ちに対する圭さんの慷慨が語られる。


 


2人は阿蘇の各地を巡ったあと、いよいよ阿蘇山に登ろうとするが、二百十日の嵐に出くわし道に迷い、野宿する羽目になった。翌朝2人は、いつか華族や金持ちを打ち倒すことと、阿蘇山への再挑戦を誓うのだった。


 



・収録話数


 



・初出


中央公論、1906年10月


 



・刊行情報


 



・読了日


2015年12月24日


 



・読了媒体


二百十日・野分 (新潮文庫)


 



・感想メモ


同時に収録された「野分」に比べて地味でささやかな印象。(2018.02.14)