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本の情報ブログ 火の秋のモノガタリ

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女子高生に殺されたい 1 /古屋兎丸

・形式

漫画、長編、サスペンス、高校

 


・あらすじ

古屋兎丸画業20周年記念作品!

 

女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。彼の標的は1年3組の美少女・佐々木真帆(16歳)。


彼女による“理想的な殺され方"の実現のため、密かに綿密に計画を練るのだった…!

 

鬼才・古屋兎丸、待望の最新作は「リアルな心理描写」×「緻密に練られたプロット」で紡ぐ異常なる犯罪計画!

 


・収録話数

第1話~第7話

 


・初出

 ゴーゴーパンチ、vol.01~vol.06

 


・刊行情報

女子高生に殺されたい 1(BUNCH COMICS)

2015年2月9日

 


・読了日

2017年12月3日

 


・読了媒体

 女子高生に殺されたい 1(BUNCH COMICS)

 


・感想メモ

女子高生に殺されたい」というとんでもないタイトルである本作の中心にあるのは、主人公である教師・東山春人が抱く、「オートアサシノフィリア」という性的嗜好だ。これは、「自分が殺されることに性的興奮を覚える」というやっかいなもの。しかし、当人に自殺願望はない。「第三者」の手によって「殺される」ことに意味があるのだ。

 

 

春人の願望では、殺されるのは女子高生がベスト。もっと言えば、華奢な印象の文化系学生が良く、素手で絞殺されるのが彼の望みだ。

 

 

高校教師という職業を選んだのもこの願望を成就させるため。そして、自分を殺してくれる人物として一人の生徒に狙いを定める。この2人を取り巻くヒトクセあるキャラクターたちと共にストーリーは進行していくが、そのターゲットとなった佐々木真帆もなんだか秘密を抱えているようで不穏な空気が漂っている。

 

 

この作品はとにかく先が読めない。次のページではもう決壊してしまうんじゃないかという心配したくなるような話は続いていくけれど、どうにか平穏を保っている。でもそうやって一気に読み終わると、読後感が嫌ではないことに気が付く。おもしろかった。この先はどうなるんだろうととにかく気になる。着地点を知りたくなる良作だった。(2017.12.04)