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100回泣くこと /中村航

・形式

小説、長篇、恋愛

 


・あらすじ

実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた―。

 


・収録話数

 


・初出

きらら、2005年6月号~11月号

 


・刊行情報

100回泣くこと(小学館)

2005年10月1日

 

100回泣くこと(小学館文庫)

2007年11月6日

 


・読了日

2008年3月31日

 


・読了媒体

100回泣くこと(小学館)

 


・感想メモ

※ネタバレ有一部反転

 

この小説は大きく二つの部分に分かれています。前半は主人公と彼女が幸せに暮らす様子が描かれ微笑ましいものですが、後半は彼女が病気と闘っていく様子が描かれていきます。

 


前半は好きです。主人公と彼女の関係が幸せそうだし、バイクを直して乗るあたりは格好いいし、読んでいて気持ちがいいからです。けれど後半はあまりおもしろいと思えません。あまりにありきたりであり、展開が急であることも相まって、申し訳ないのですが私は一回も泣けませんでした。それでもラストシーンは心地いいものでした。(2008.08.06)