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69 sixtynine /村上龍

・形式

小説、長篇、高校生、コミカル

 


・あらすじ

 1969年、東京大学は入試を中止した。人々はビートルズに熱狂し、世論はベトナム戦争に揺れていた。僕は長崎県佐世保市、基地のある町に暮らす高校三年生。なにか面白いことをしたい、みんなを驚かせたい、女の子にモテたい!ただそんな気持ちから、僕は仲間たちと一緒に学校をバリケード封鎖した―。爆発しそうな衝動と真っ直ぐな心をあわせ持った高校生たちを描く、青春小説の金字塔。

 


・収録話数

 


・初出

 


・刊行情報

69 Sixty nine(集英社)

1987年8月

 

69 sixty nine(集英社文庫)

1990年

 

69 sixty nine(文春文庫)

2007年8月1日

 


・読了日

 2008年8月6日

 


・読了媒体

 69 sixty nine(集英社文庫)

 


・感想メモ

この小説の感想を一言で表現しようとするなら「しょうもないけど、おもしろい」といったところだろうか。「これは楽しい小説である。こんなに楽しい小説を書くことはこの先もうないだろうと思いながら書いた。この小説に登場するのはほとんど実在の人物ばかりだが、当時楽しんで生きていた人のことは良く、楽しんで生きていなかった人(教師やけ刑事やその他の大人達、そして従順でダメな生徒達)のことは徹底的に悪く書いた。」と村上龍があとがきで書いている通り、ひたすら楽しい。でもしょうもないのだ。ときおり大きなフォントで強調されているように。

 


17歳の主人公は全力で高校生活を楽しもうと日々を奮闘している。教師や学校に反発し、米軍が在住し戦争を身近に感じざるを得ない佐世保の街に住んでいることもあってかベトナム戦争に反感をもって(?)、女の子と仲良くなろうとし、仲間とつるんでバリケード封鎖をして警察に行ったり、舞台をやろうとすれば少々危険な人達と関係を持ったりもする。自伝的青春小説とあるが本当に村上龍がこのような高校生活を送ったのかと少し羨ましい。(2008.08.06)