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天使の卵 エンジェルス・エッグ /村山由佳

・形式

小説、長篇、恋愛

 


・あらすじ

そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。

 


・収録話数

 


・初出

小説すばる、1993年12月号

 


・刊行情報

単行本

天使の卵 エンジェルス・エッグ、1994年1月 

 

文庫本

天使の卵 エンジェルス・エッグ、1996年6月

 


・受賞歴、ランキング

第6回小説すばる新人賞

 

阿刀田高

 

五木寛之

 

田辺聖子

 

渡辺淳一

 

 

・読了日

2008年2月27日

 


・読了媒体

天使の卵 エンジェルス・エッグ(集英社文庫)

 


・感想メモ

浪人生である歩太は19歳。高校時代の同級生である斎藤夏姫と付き合っているのだが、しだいに心が離れていってしまっているように感じている。そんなときに彼が一目惚れしてしまうのが、8歳年上の精神科医、五堂春妃である。彼は無彩色のラッシュ時の中に、桜色の服を着て佇む彼女に目を奪われてしまう。



本作は、恋愛小説としての一つの完成形を示していると言える。誰でも書けるようで誰も書けないような王道を突っ走っている。それは著者の筆力の高さ、作品のみずみずしさ、を表しているとも言えるし、王道に終始したとも言える。

 


それにしても、人間の内面の描写に優れた作品である。それによって登場人物が引き立ち、共感することができる。(2008.02.27)