本の情報ブログ 火の秋のモノガタリ

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最後の命 /中村文則

・形式

小説、長篇

 

 

・あらすじ

最後に会ってから七年。ある事件がきっかけで疎遠になっていた幼馴染みの冴木。彼から「お前に会っておきたい」と唐突に連絡が入った。しかしその直後、私の部屋で一人の女が死んでいるのが発見される。疑われる私。部屋から検出される指紋。それは「指名手配中の容疑者」である、冴木のものだと告げられ。

 

【2014年11月8日 柳楽優弥主演で映画化決定!】
【祝!NYチェルシー映画祭で<最優秀脚本賞>邦画、初受賞!】

 

アメリカで圧倒的な支持を受ける、中村文則の原点。

 


・収録話数

全三部

 


・初出

群像、2007年2月号

 

 

・刊行情報

最後の命(講談社)

2007年6月

 

最後の命(講談社文庫)

2010年7月15日

 

 

・読了日

2017年6月14日

 


・読了媒体

最後の命(講談社文庫)

第1刷

 


・感想メモ

 ※以下ネタバレ有

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読みながら村上春樹の『国境の南、太陽の西』を想起香里に関するシーン、とりわけ主人公が病院に行ってオレンジの服の女を見るだけで香里に会わずに帰ってしまうシーン(p145)など、香里が『国境の南~』のある登場人物と同じように幽霊的に感じられて仕方がなかった。深読みしすぎかなと読了し、その後読者メーターに登録するためにタイトルを確認したら「最後の命」だったので驚いた。香里が幽霊だとしたら、主人公以外の名前のある登場人物はみんな亡くなってしまったことになるからだ。 ならば『遮光』と共通点もあるが、読み過ぎ?(2017.06.14)